使徒、そしてエヴァについての考察

使徒

  1. キリストの12人の弟子
  2. 使命のため献身的努力を惜しまない人
とあるが新世紀エヴァンゲリオンでは天使とほぼ同義に使われている。 神の使いとしての使徒という意味であろう。

 エヴァは使徒のコピーだという。ここでコピーという言葉が何を意味するか? 使徒と全く同じであればあえてコピーと言う必要はない。 なぜなら使徒はネルフに攻めてくるのだから、それと同じく攻撃して来るはずだからだ。 ではコピーとは何を意味するか。それは動くだけの生物兵器であろう。 使徒と同等の力を持ったものを人間の手で動かす。人間の忠実なる下僕、それが必要だった。 しかし、それには人間の意志が必要だった。生物には心があるから・・・。

 使徒は果たして何なのか。私は生物だと思う。 まず、使徒をコピーするといってもそれには十分な知識が必要であり、またそれを熟知している必要もあるからだ。 つまり、自分らがよく知る”生物”でなくてはならない。 いかに使徒が人間の遺伝子と酷似しているからとはいえ、容易に造れるものではない。

 私がここで何を言いたいか、それは使徒とは人間が造った生物であろうということである。 人間が造ったものであればコピーも不可能ではない。セカンドインパクトが何故起こったか。 それは人間が自分らの理想の天使を造ろうとしたからだ。 だがその実験は失敗し、人間にとって脅威の生物を生み出してしまった。 その実験の失敗があの地球を覆う爆発で、生物(使徒)誕生と合わせてセカンドインパクトと言う。 (ちなみにファーストインパクトはノアの箱船である。)一部の人間によって作られた偽りの事実であった。 これは冬月が第弐拾壱話で「あれを起こした人間たちを許すつもりはない」と言っているところからもわかる。

 では使徒は17人ではないか、おかしいのではというかもしれない。 だが私は17人というのはそう見せかけようとしたゼーレらの陰謀なのではないかと思う。 第1使徒アダムから増殖した使徒。それはアダムも含めゼーレが発見したのは16であった。 そのため、自らの手で予定を早めるために、レイと同じのカヲルを送り出した。

これは映画になる前だけを見て立てた予測ですので、今は別のを考えてます。